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( 旧)ラカーサ徒然

福岡 ラ・カーサ シェフ日記

入院日記その四十三と精神不安定期




キースジャレットの音楽というのは、よく精神安定系の音楽に使われるらしいのだが、本人が精神疾患を抱えておるために、そういう音楽になるようだ。私はキースジャレットの唸り声が好きだ。ピアノを弾いていて、楽しそうだからだ。


今日も、諸君たちから見た、昨日の朝が始まる。選抜高校野球も始まるみたいだ。大分にいたのだが。自分が通っていた高校が出ているので、びっくりした。とりあえず、がんばっとけである。

ベッドの周辺の狭い空間に、ほぼ監禁状態。プライバシーなど、なにもなく、外にも出られず、もちろん外出などもってのほかである。
さらに、薬による鬱状態である。
これは、何かの実験かなにかではないのか?と、思ってしまう。
この状況で、病気は気からなどという輩がいたら……。である。


十時から、自転車一時間。終わって、洗濯。その間、うにゃーん状態である。検温の時に看護婦さんに気を使われました。すまないです。

昼ごはんは、鮭の和風ムニエルでした。おいしかったです。
うにゃーんが続いている。
薬の効きと、ダメージが蓄積しているのだろう。
もうすぐ、今日二回目の自転車の時間だ。
こいでたら、なんとかなるであろう。
やっぱり、だるかったので、五十分で許してやったのだった。シャワーを浴びて、一息ついたら、もう四時になろうとしているので、珈琲を入れ、プレッツェルを摘まみ、太宰治をまた読もう、といっても、前回つまみ読みをしたときに、「晩年」は半分の短編は読んでというか、読み直しなのだが、今回の主体は文体なのである。いや、つくづく、太宰治と森鴎外の後半の文体は好きだなぁと、思うのである。

ということで、読みます。

のはずだったが、お隣さんが退院されたのだ。目出度い。いろいろお世話になったので、少し淋しくもあるが、元気になってもらいたい。


晩ごはんは豚肉のピリ辛炒めに、炊き合わせに、ほうれん草ソテーであった。美味しくいただきました。

珈琲を飲みながら、本を読む、今だけ、隣があき、広い空間になったので、楽しもう。

お隣さんがいなくなったら、隣のじいさんの独り言がうるさい。殺意すら湧いてくる。これも鬱のせいか。

五時からは、自販機の前で寝た。
ストレッチできなかった。

何故に今日からうるさいのだ?

鬱で、繊細になりすぎているのか?


ここの患者さんは、薬は同じようなのを使うのだが、やはり癌患者の人が殆どなので、抗がん剤が主体になる。それは、肝臓に負担をかけるので、すごくだるいのだ、ぐったりであろう。
少ない量の内服の私でも、ぐったりなのだから、髪が抜け落ちている人たちなどは、尋常ではないはずだ。

だが、私のプレドニンの量も尋常ではないので、どうにもならない。
まいったなぁ。


朝になると、隣のじいさんは静かになった。どうやら、夜が淋しくて、独り言を叫んでいたようだ。

それなら、しょうがない。



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